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映画録

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また溜まりすぎる前に、ここ一週間で観た映画の記録。
超独断と偏見による感想・・・。

6. New York, I Love You
アメリカ映画。英語。監督Various。出演Various。
「Paris, Je t'aime」のNY版。人種の坩堝のNY。人々の人生。それぞれの日常生活。
10人(だったと思う)の監督による映画なのでオムニバスかと思ったら、ほとんど一つのストーリーになっていた。
「普通」の人々の生活を切り取ったようなこの手の映画が基本的に好きだ。はっきりと起承転結があるわけじゃないんだけど、人生ってそんなもんでしょ。
NY自体がそもそも好きだから、街の雰囲気を感じられるのもうれしかった。
ただ「Paris」と比べたら「Paris」の方が出来がいいと思う。
終わってクレジットから岩井俊二監督が参加していたのに気がついた。
P.S. 日本語のオフィシャルサイトをみたら「愛とやさしさにあふれた作品」とあった。うーん?そう?大きくハテナマーク・・・・。私はこの手の日本語の映画や本等の宣伝の表現が苦手。「愛」とか「癒し」とか「やさしさ」とか「ふれあい」とか「絆」とか・・・安易に使いすぎてないかなぁ。

7. Arthur et la Vengeance de Maltazard (アーサーとマルタザールの逆襲)
フランス映画(?)。フランス語。(オリジナルは英語?)Luc Besson監督。
リュック・ベソンの書いた児童文学を元にした実写と3Dによる映画、2話目。子供向け。
1話目を観ていないのに、なぜ観たんだか・・・。つ、つまらん。
リュック・ベソンの初期の映画はものすごく好きなんだけど。児童文学を書いて撮る理由は?
テーマやキャラクター、乗り物なんかは「フィフス・エレメント」で既に同じようなのを見たなーという感じだった。キャラクター(の顔)は日本人には受けないんじゃないかなぁ。
昔から10作品撮ったら引退するといい続けているけれど、この作品群で最後なんだろうか?

8. Coco Chanel & Igor Stravinsky
フランス映画。フランス語。Jan Kounen監督。Anna Mouglalis、Mad Mikkelsen。
1913年のパリ。斬新な音楽を作り出すトラビンスキーにシャネルは魅せられる。
1920年。既にデザイナーとして富と名声を得ていたシャネルは、パリで家族と亡命生活を送るストラビンスキーが作曲に集中できるようにと自宅の部屋を提供する。病気の妻と4人の子供達と共にシャネルの大邸宅へ移るストラビンスキー。
とっても大人でセクシーでファッショナブルな映画・・・。主演2人も魅力的だけれど、衣装、美術品、メイク、どれもシャネルの世界でうっとり。アナ・ムグラリスはさすがにシャネルのミューズだけあって素敵。骨っぽくてガラガラ声で、一見ぶっきらぼうなのにエレガントでとってもセクシー。情熱的で「真の女」って感じ。
場面場面で変わるルージュの色が、これまたどれも似合って美しい・・・。でも単なる美人ではない、大人の女。
マッツ・ミケルセンの抑えた寡黙なロシア人も良かった。(元々好きな俳優の一人)
ストーリー的には「つまりこれは愛の映画なのか?芸術の映画なのか?」と疑問に思ったけれど。まぁ、シャネルの世界にどっぷり浸ればいいんでしょう。
最後の一瞬出てくる2人が年取った場面、あれはいらないのでは?
しかしこういう映画を観るたびに思うのだけれど、自分は一体いつになったら「あぁいう成熟した大人の女性」なれるのだろうか??一生なれないのか?(変な疑問。)

9. Bright Star
イギリス映画。(ニュージーランド?) 英語。Jane Campion監督。Abbie Cornish、Ben Whishaw。
19世紀のロンドン。若くして亡くなった詩人ジョン・キーツの晩年と彼が愛し愛された女性との物語。
「Piano lesson」の監督の作品なので期待していたのだけれど・・・。I LOVE it!!!
ともすればメロメロになりがちな若者2人の恋愛を、透明感あふれる美しい映像でしっとりとした余韻のある作品仕上げている。
コスチューム、女の子(妹)、猫、ダンス、グラス、レター、リボン、蝶・・・。綺麗な色使い。全て好み。
最初から最後まですっかり映画の世界に取り込まれて魅了されてしまった。下手したら退屈になりえる話なのに。
ヒロイン役の女優が若々しい生命力にあふれていて魅力的だった。逆にキーツは死にゆくわけだから病弱な儚い感じで・・・。貧乏詩人だものねぇ・・・。ほろっ。
最後は気づけばボロボロ泣いたのでした。(映画館に1人で行って大泣きって結構はずかしい。)
ハムステッドヒースも懐かしいかったなー。ロンドンにいた頃、大好きだった場所のひとつ。


以上。


これ、ちゃんと読んでくれる人なんているんでしょうか??
まったくの自己満足、自分用覚書状態・・・。(笑)



いつもありがとうございます♪♪
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by sahobo | 2010-01-18 23:11 | Movie