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映画録 6月 その2

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夏至ですね。
雨、曇り、晴れ、曇り、雨、曇り・・・という「ここはイギリス!?」みたいなお天気が続いているジュネーブ。
今日こそは自転車ピクニックに行きたかったのだけれど。
最近夕方雨が降ることが多いから、自転車で公園に行ってのピクニックが出来なくてつまらないのです。

さて、6月に見た映画録の続き。
アヌシーのアニメーション映画祭で見た映画から。

100. The Flying Machine 3D
イギリス/ポーランド。英語。監督Martin Clapp、 Geoff Lindsey
ショパン生誕200年を記念して作られた、短編、長編からなる3Dアニメーション。すべてショパンの曲からインスピレーションを得ている。
まだ完成前とのことだったけれど、なかなか良かった。最初の長編は特に細かいところまで美しくて。短編の中はイマイチなのもあったけれど。使われていたショパンのピアノ曲は全部弾いたことがある。私が曲から受ける印象とはまったく違うイメージが描かれていたりして、それはそれで面白いものがありました。

101. 緑子 MIDORI-KO
日本。日本語。監督 黒坂圭太
「マンテーニャの星」の光によって誕生した不思議な植物(?)「緑子」。食べられることを拒否して逃げた先はミドリの元に逃げる。
・・・実はさっきサイトでストーリを読んで「こういう話だったのか!」とわかった。(笑)なんなんだ~。とっても変・・・。ナンセンス漫画?ナンセンスってわけじゃないのかな。アーティスティックなんだと思う。「変だな~」と思いながら見ていました。私は結構いろんなところで笑ったりして、嫌いじゃなかったんだけど。外国人友人達は「全然わからなかった」というグループと「面白かった!」というグループにはっきり分かれていました。

102. 手塚治虫のブッダ
日本。日本語。監督 森下孝三
手塚治虫のマンガ、「ブッダ」の映画化。
マンガは読んだことがあるんだけど・・・。タイトルに手塚治虫がなかったら「手塚治虫のブッダだ!」ってわかったかなぁ。導入編と言う感じだけど続きあるのか?声も豪華俳優陣だけれど、原作の漫画と映画の質にはものすごく大きな差がある気がする・・・。

以上がアニメーションフェスティバルで見た3本。

103. Le gamin au vélo
フランス/ベルギー/イタリア。フランス語。監督Jean-Pierre Dardenne、Luc Dardenne 出演 Cécile de France、 Thomas Doret
もうすぐ12歳になるCyrilは蒸発した父親を探すことしか頭にない。寮を飛び出して父親を探していたある日、美容師のSamanthaと出会い、その後SamanthaがCyrilの自転車を見つけたことから交流が生まれる。週末はSamanthaの家に宿泊するようになるCyril。
今年のカンヌ国際映画祭でグランプリ(Grand Prix) を受賞した作品。やっぱり父親を求める少年を描いた「Monsieur Papa」とは違い、こちらの方がヘビーでシリアス。少年の怒り悲しみが痛いほどわかるのだけれど、「私だったらかかわりたくない」と思ってしまった。それだけ現実的で人物描写が丁寧だったということか。突然現れた自分に関係のない少年を引き受けるSamanthaの気持ちは最初わからなかったけれど、後半になるにつれわかってきた気もして。自分だったらどうしていただろう・・・と考えながら見ていました。結局気がつけば少年にも女性にも感情移入、どちらのキャラクターにも入っていっていたみたい。ってことは、パワーのあるストリーと演技だったってことなんだな。

104. Limitless
アメリカ。英語。監督ナイジェル・(Neil Burger) 出演 ブラッドレイ・クーパー(Bradley Cooper) 、ロバート・デニーロ(Robert De Niro)
自称作家のEddieはいつまでたっても一行も文章が書けない。とうとう彼女も去っていってしまった。そんな時、昔の妻の弟に偶然会いまだ市場に出ていない新薬、NZTを渡される。彼の人生は大きく変わる。アクション・スリラー。
トレーラーを見て面白そうと思っていた映画。人間の脳を最大に使うというテーマ、興味アリ。最初はスピード感もあって面白かったんだけど・・・。後半あら?こうなるの?ふ~ん・・・って・・・。高評価している人は多いけれど、私は見てしまえばまぁまぁだった、という感想でした。
で、映画の間中考えていたのは、ブラッドレイ・クーパーってカッコイイのかもしれない、ということ。(笑)ずっと「なーんかネズミみたい。信用できなさそうなオトコだ」と思っていたのだけれど(「信用できない」って・・・!?私、いつ彼を信用する必要があるのかしら?笑)でも骨格、特にあごから首のライン、真っ青な目(色入れてる?)、全身のバランス、ニヤって笑うやっぱり信用できない笑顔・・・かっこいいかもぉ。
映画の原作は「ブレイン・ドラッグ」。

105. Pourquoi tu pleures
フランス。フランス語。監督 Katia Lewkowicz 出演 バンジャマン・ビオレー(Benjamin Biolay)、エマニュエル・ドゥヴォス(Emmanuelle Devos)
結婚を目前に控えているというのに婚約者が失踪してしまった男性。彼女の家族とは言葉が通じないし、姉はいつもストレスいっぱい、母親はハイパーと、周りに振り回される彼。自分の結婚式なのに取り残されているような気になる。そんな時、ある女性に出会う。
主演のはカトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤンニの娘のキアラ・マストロヤンニと結婚していたこともある歌手のバンジャマン・ビオレー。カテゴリーとしてはラブコメのようなのだけれど。割と苦手なテーマだったのもあってか、私はそこまで楽しめず。「おいおい、なんでそうなの?優柔普段すぎだよ」、とイライラ。それこそタイトルの通り「なんで君泣いてるの!?」って思うところあり。主演の彼はぼそぼそ話して表情は全然変わらないし・・・。私には何か、大切な面白い要素がわからなかったみたい。 Did I miss something??

106. The hangover part 2 (Very bad trip 2) 
(邦題 ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える)
アメリカ。英語。監督 トッド・フィリップス(Todd Phillips) 出演 ブラッドレイ・クーパー(Bradley Cooper)、ザック・ガリフィアナキス(Zach Galifianakis)、エド・ヘルムズ(Ed Helms)
ベガスを舞台にした「ハングオーバー」から2年後、彼らの悪夢再び!
って、「1」は見てないんですが・・・。でも1とほとんど同じようなお話だそうで。なんか、はちゃめちゃで面白かった。くだらないんだけど、嫌いじゃないです、こういうの。ドラマ「Community」(面白い!)にも出ているチャウ役のケン・チョン。ここでもいい意味で変、いい意味で気持ち悪い。(笑)独特だなぁ~。
そしてまた見ながら「ブラッドレイ・クーパーはかっこいいようだ・・・」ということを確認。白いシャツにベイジュのパンツ、サングラス。あごのライン、目、髪の毛、体つき(?)、やっぱりいい男かもぉぉ。ねずみっぽいけど。しばらく考察。
映画よりもエンディングロールの写真の方がぶっ飛んでいて面白く、場内爆笑。あれ、日本ではそのままなのかな。


雷が鳴っているのでここまで!
夕立みたい。

写真はカンヌの海。地中海。


♪♪Merci♪♪
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by sahobo | 2011-06-23 01:29 | Movie