2011年 03月 03日 ( 1 )

映画録 2月 その2

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2月に見た映画の記録、残り分。

最近映画のことばかり書いていて、すっかり映画ブログになってしまっているけれど・・・。
決してジュネーブで映画しか見ていないわけではありませぬ。
他にも色々してるんだけど(本当です。笑)、どうも書く気にならなくて。
自分の文章に飽き気味なのです・・・。

もう3月なんだもの。
驚いちゃいますね。


34. Son of babylon
イラク。監督 Mohamed Al Daradji  出演 Shazada Hussein、Yasser Talib  
行方不明になった息子を探して孫と国内の大量虐殺現場を歩く老婆。
実は2月に最初に見た映画だったのに、書くのを忘れていた!
世界中色々なところで起きている大量虐殺などによる行方不明者の数は何十万、何百万人にも及ぶらしい。その問題提起の作品。鑑賞後に監督やヒューマンライツ関係の人たちのパネルディスカッションがあった。イラクでも今だに何十万人もの行方不明者がおり、主役の老婆を演じた女性は実際に夫を12年間探しているらしい。監督の妹の夫もある日突然いなくなって5年以上たってしまった、と。田舎の方の女性は都会とは言葉が違うため都会に情報を求めにいけなかったり、教育もないので、どこにどうやって助けを求めたらいいのかさえもわからないという状態らしい。
こういう映画、気が重くなるけれど、今中東で起きていることも含めて、知っておくべきこと。自分に何かできることがあるか考えることは必要だと思った。出演者は素人から探したそう。

35. No strings attached
アメリカ。英語。監督Ivan Reitman、出演 ナタリー・ポートマン(Natalie Portman) 、アシュトン・クッチャー(Ashton Kutcher)
医者のEmma(ポートマン)は忙しい。忙しいから彼はいらない。面倒だから。でもセックスだけの関係ならOK。そこで子供の頃からの友人で数年ぶりに再会したAdam(カッチャー)とセックス・フレンドになることに。でももちろん、そう簡単に割り切れるわけはなく・・・。
ナタリー・ポートマン、「ブラック・スワン」とは正反対の軽い役。普通のラブコメ。アシュトン君、最近同じような役が多いな。ナタリーのお洋服がかわいい。(って、それくらいしか褒めることが・・・笑)
フランス語のタイトル、「Sex Friends」なの。って、英語だし。No strings attachedの意味がわからない人が多いからってことだろうけれど、いくらなんでもストレートすぎだって!
邦題は「抱きたいカンケイ」。

36. Na Putu - On the path
ボスニア ヘルツェゴビナ 監督 Jasmila Zbanic、出演 Zrinka Cvitesic、 Leon Lucev
エアホステスのLunaは独立した大人の女性。管制塔に勤める恋人がいる。ある日彼が勤務中にアルコールを飲んでいたことで6ヶ月間仕事から離れ謹慎すつころになってしまう。彼は偶然出合った昔の知り合いのいるイスラム教のキャンプに行く。どんどんイスラム教に目覚めていく彼、Lunaは戸惑いを隠しきれない。
これまた私が良くわかっていないボスニア・ヘルツゴヴィナ紛争が絡んでくる話。主人公のLunaも幼少の頃住んでいた家を追われ、彼も戦争に行ったことによる精神的傷が癒えていなくて。この辺り、何回か読んでいるのにどの民族がどうなったのか、今だに頭に入っていなくて・・・。わかっていれば理解ももっと深くできたのだと思う。
ボスニアの映画なんてあまり見たことがなかったのだけれど、良かった。難しい題材だけれど。女性が自立していて強い。この主人公と友人が、なのかも知れないけれど。イスラム教の描かれ方は微妙。これを見る限りではあまり良い印象を受けないと思う。Lunaの衣装がとっても好みだったのはちょっと意外だった。普通、東欧とか中欧の服って勝手な印象だけど好きじゃないんだもの。いちいち服やアクセサリーがさりげなくお洒落でした。

37. Arrietty, le petit monde des chapardeurs - 借りぐらしのアリエッティ
日本。日本語。(見たのはフランス語吹き替え) 監督 米林宏昌
病気療養のために田舎の祖母の家を訪れた翔。そこで小さな女の子に出会う。女の子はアリエッティ。人間に姿を見られてはいけない、床下生活を送る小人だった。
ずっと見たかったアリエッティ。やっと公開されたので見ました。残念ながらフランス語吹き替えだけれど。ジブリ作品はどれも大好き。でもアニメとは言え子供向きじゃなくて、考えさせられるヘビーな内容が多いから、ちょっと覚悟してみないといけない特別な感じがある。(そこが好きなのだけれど)
これは内容は軽めで、でも美しくて、良かった~。蝉、ヒグラシなどの日本の夏の音、露草などの日本の夏の草木・・・光の具合・・・「あぁ、夏休みってこうだったよね」と実家での夏を思い出してじーんとしてしまった。こういうの、日本人だからわかるんだろうなぁ。でも一緒に行ったドイツ人男性も「良かったよ~」とうるうるしていた。ジブリ作品、やっぱり大好き。

38. Gnomeo & Juliet 3D
アメリカ。英語。監督 Kelly Asbury
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」。ガーデン・ノームによるパロディ。
アニメーションはまぁまぁ、内容は・・・薄い・・・。「アリエッティ」と同じ日に見たのもあって感性の違いが歴然。アリエッティは情緒があるけれど、こちらは笑い、愛、友情となんでも与えられるというか押し付けられる感じがする。なんて、子供向けアニメなんで、真剣になることもないんだろうけれど。でもこういう単純なのばっかり見てたらやっぱり単純な大人になってしまうのでは?

39. True Grit - トゥルー・グリット
アメリカ。英語。監督 コーエン兄弟(Ethan Coen、 Joel Coen) 出演 ジェフ・ブリッジズ(Jeff Bridges)、 ヘイリー・スタンフィールド(Hailee Steinfeld)、マット・デーモン(Matt Damon)
父を殺された少女マティ(スタンフィールド)は復讐のためにUSマーシャルのルースター(ブリッジス)を雇う。
コーエン兄弟の作品はいつも独特の世界観があっていつも楽しみ。前作の「シリアスマン」も説明のない導入部からどんどん彼らの世界に入ってしまう映画だったっけ。(そして最後まで訳がわからないまま終わる!でも印象的。笑)これはそれに比べると正統派というかわかりやすい作品だった。主役の少女が良い。彼女、残念ながらアカデミー受賞はならなかったけれど。どこまでもコーエン映画。絵も綺麗。

40. Black swan -ブラック・スワン
アメリカ。英語。監督 ダーレン・アロノフスキー(Darren Aronofsky) 出演 ナタリー・ポートマン(Natalie Portman) 、ヴァンサン・カッセル(vincent cassel)
ニュヨークのバレエ団、フランス人監督のトマは主役のスワン・クイーンにニナを選ぶ。ホワイト・スワンとしては完璧、でもブラック・スワンになりきれないニナ。どんどん自分を追い詰めていきやがて・・・。
ナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞を取った作品。最初から最後まできりきりとした緊張感がある。彼女の完璧を求めるプレッシャーと折れる寸前の精神や緊張感みたいなものが贅肉のまったくない身体からも感じられて、やっぱり熱演だと思う。どうしても「いい子」なニナは自身も優等生な印象のナタリーにぴったりな役かも。
引退させられる元スターのべス役にウィノナ・ライダーを持ってきたのは、うまいなぁと思った。
彼女、昔は本当にかわいくて、でもエキセントリックなところもあって人気だったものね。私も大好きだな女優の1人だった。いつのまにか、万引きで捕まったりするようになっちゃって、見なくなったけれど。落ち目のスターの役、説得力あり。
ちょっと大げさな演出、ここまでするか?ってところもあったけれど、見ている最中は緊張感があって面白かった。でも一度見ればいいかもしれない。最中は引き込まれてドキドキしたけれど、見終わってしまえばどうってことないという感じ。
私は踊りダンサーが大好きなので、クラッシクバレエからモダンなものまで、ダンスを扱った作品はどうしてもひいき目に見てしまうところ、ありです。

41. Last night
アメリカ。英語。監督 Massy Tadjedin 出演 キーラ・ナイトレー(Keira Knightley)、サム・ワーシントン(Sam Worthington)、ギョーム・カネ(Guillaume Canet)、エヴァ・メンデス(Eva Mendes)
舞台はニューヨーク。夫は同じオフィスの魅力的な女性と一晩のビジネストリップへ。妻はニューヨークを訪れていた昔の恋人に会う。
永遠に答えの出ない、心の浮気と身体の浮気、どちらが・・・!?がテーマ。
ちょっと舞台のような進み方。パッチワーク的でもある。常に会話の途中から始まり、途中で終わる、つぎはぎ。慣れるまで少し戸惑った。
誰が悪いとか悪くないとか、結論はもちろんでないのだけれど、この二人は結婚している必要があるのか?と最後に思っちゃったりして。はっきりと白黒つく問題じゃないのはわかっているけれど。
キーラ・ナイトレーがダントツにうまい。スタイリッシュだし魅力的。エマ・メンデスのこれでもかっ!っていう豊満な肉体にはこっちまでクラクラしてしまった。あれじゃ男はふらふらっといっちゃうでしょう。
しかし、ブラック・スワン(ヴァンサン・カセル)といい、このギョーム・カネのフランス人建築家の役といい、フランス人男性のイメージって・・・。(笑)私の周りのフランス男にはこんな人たち、いないんですけどぉ~。一体どこにいるんですかぁ?いたら教えてください。


ひゃぁ、疲れた。
自分で自分のために書いているとは言え、疲れます・・・。たはは。

2月の映画は以上!
2月は27作品でした。

♪♪Merci♪♪
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by sahobo | 2011-03-03 01:10 | Movie