ロシアな気分

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「罪と罰2」 ドストエフスキー 亀山郁夫 訳 光文社

「罪と罰1」は出た時にすぐに読んだのに、2と3を読んでいなかった!
ありえない!

もちろん原文では読めないけれど、ロシア文学はかなり好きだ。

「罪と罰」は高校生の頃に我が家の本棚にあるのを見つけて読んだ。
その時は、まず登場人物の呼び名だけでも何種類もあることで混乱したし、人物の突発的な感情の変化や行動を理解するのが難しく、良くわからなかった。
勝手に「ロシア人はこういう突発的な人たちなのかな」と思っていたんだけれど。
それが亀山郁夫さんの翻訳で、ドストエフスキーの書く文章自体がそういう勢いのあるものなんだってことがわかった。
「カラマーゾフの兄弟」でも人間の聖と欲のすさまじさやら高尚なんだか低俗なんだかわからないドラマに、古典て面白いってつくづく思ったけれど、「罪と罰」もとにかく面白いの一言。
読書ガイドや解説もすばらしくて、それを読むだけで自分も知的になったような錯覚をおこしてしまいそう。

今日読み終えた「朗読者」はちょっと感動的だった。静かな感動。
やっぱり映画を見る前に読んでよかった。
ドイツ・ナチの過去からヴィクトール・フランクの「夜と霧」を思い出した。

この間読んだ山田詠美の「学問」は、読んでいる最中と読み終えた直後はなんとも思わなかったのに(面白かったんだけど)、なぜかしばらくたってから気がつけば本の内容を考えていて。
読んでいる最中に浮かんだ光景とか、登場人物の台詞とか。
余韻に浸っているというのかな。
・・・ってことは、つまり「良かった」のかも。
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by sahobo | 2009-08-01 23:47 | Books & Music