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映画録 1月 その3

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もう2月も10日近く!!
1月に映画館で見た映画の記録、まだ終わっていなかった・・・。

11. 50/50 (フィフィティ・フィフティ)
アメリカ。英語。監督 ジョナサン・レヴィン(Jonathan Levine) 出演 ジョゼフ・ゴードン-レヴィット(Joseph Gordon-Levitt)
27歳で癌を宣告された主人公。治療と彼を取り巻く人間関係。脚本家が実体験を元にして書いた作品。
見ている最中はなかなか面白かった。終わってからすぐ忘れちゃったけど。実際はこんなものじゃないだろうなーと思ったけれど、そこはエンターテイメントだから・・・。

12. Et si on vivait tous ensemble (And If We All Lived Together?)
フランス/ドイツ。フランス語。監督 Stéphane Robelin 出演 Jane Fonda、 Pierre Richard
長年の友人、気心の知れた仲間5人が熟年に達し一緒に住むことにする。過去と現在のドラマ。
ジェーン・フォンダ、わっかーい!!スタイルがいいー。それにまずびっくり。若者は2人ほどしか出てこない、大人の映画。映画館内、いつになく年齢層が高かった。でもこういう大人向け作品があってちゃんと人が入るって、いいことだ、と思うのでした。作品としてはまぁまぁ。コミカルでもあり老いていくことのせつなさもあり。

13. Hanezu no tsuki (朱花(はねづ)の月)
日本。日本語。監督 河瀬直美 出演 こみずとうた、大島葉子、明川哲也
飛鳥地方が舞台。大和三山に擬えた男女の三角関係を描いた作品。
映像とストーリーと。描きたいことはわからなくもないのだけれど・・・。私にはどろどろすぎるというか、千年繰り返し続く情念とか、届かない思いとか、小難しすぎ。Trying too hardな印象。あまり好きなタイプの作品ではなかった。

14. Sherlock holmes 2: A Game of Shadows
アメリカ。英語。監督 ガイ・リッチー(Guy Ritchie) 出演 ロバート・ダウニーJr. (Robert Downey Jr.)、ジュード・ロウ(Jude Law)
シャーロック・ホームズとDr.ワトソンの冒険。
相変わらずマッチョなシャーロック・ホームズ。アクション派手派手。ちょっとこのガイ・リッチーの撮りかたに飽きてきたところはある。最後が良かった。

15. Jack and Jill
アメリカ。英語。監督 Dennis Dugan 出演 アダム・サンドラー(Adam Sandler)、ケイティ・ホームズ(Katie Holmes)
ジャックは妻とかわいい子供達、仕事にも恵まれている。そんな彼には双子の問題児の姉がいた。
つまんなーーーい!!アダム・サンドラーが二役やっているんだけど・・・。ジャックの方はまたも「自分自身は家族に恵まれ仕事も大成功、サクセスフルで完璧、でもまわりに振り回される」役。最近こればっかり。ジルは甲高い声がイラつくだけ。まったくチャーミングじゃない。ジョークも全然面白くない。超駄作!!(笑)

16. The Turin Horse (A Torinói ló)
ハンガリー。ハンガリー語。監督 Béla Tarr、 Ágnes Hranitzky 出演 János Derzsi、Erika Bók
ストーリーは1889年のニーチェのことから始まる。イタリアのTurinを旅していたニーチェはそこで御者に鞭うたれても進まない馬を見かける。倒れそうになる馬の首を両腕で守るニーチェ。その後、彼は鬱になり死ぬまで11年間寝たきりになってしまう、という逸話から始まる。が、その時の馬はどうなったのだろうか・・・?
素晴らしかった!!白黒の映像は独特。始まりから強烈に引き込まれる。舞台はほとんど一軒の家、出てくるのは父と娘。日々の生活の様子なのだけれど、それが少しずつ崩れていく。世界の終わりを感じさせるものすごい風。効果的に繰り返される音楽。何もかもが強烈で、オリジナリティーがあり、芸術的、創造的。
見終わってからもしばらく風の音と音楽が耳から離れなかった。深く心を打つ作品。
この監督のスタイルらしいけれど、これが最後の作品だとか。他の作品も観てみたい。

17. Cafe de flore
カナダ/フランス。フランス語/英語。監督 Jean-Marc Vallée 出演 ヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)、Kevin Parent
現代のモントリオールと1960年代のパリでのストーリーの同時進行。最後につながりがわかる。
大好きヴァネッサ・パラディだったので期待していたのだけれど・・・「はぁ!?(怒)」という残念な結果に。
アーティスティックでクレバーな作品の「つもり」だろうけれど、中身がまったくない。最後の「理由」も突飛で説得力がなく、思わず失笑。さらに音楽で人々の感情を表現しているつもりで、でもそれが全然表現されていなくて、きれっぱしの音楽のつなぎ合わせにいらつく。
「pretentious」(思い上がった)という言葉が浮かんでしまった。ヴァネッサ・パラディもあまりにも枯れて撮られていて、魅力的でなく、なぜヴァネッサ・パラディである必要があったのかまったくわからなかった。

以上!

1月は17作品、でした。


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by sahobo | 2012-02-08 20:35 | Movie