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映画録 4月 その2

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4月に映画館で見た映画の記録(の続き)を簡単に・・・。

59. L'enfant d'en haut
フランス/スイス。フランス語。監督 Ursula Meier 出演 Léa Seydoux、Kacey Mottet Klein
スキーリゾートが舞台。そこで生活のために盗みを働く少年。
とてもいい作品だった。主人公役は「Gainsbourg (vie héroïque) 」でゲインズブールの少年時代を演じた子。演技うまいなと感心。「姉」役は個人的に大注目しているレア・セイドゥ。良かったです。

60. Radiostars
フランス。フランス語。監督 Romain Levy  出演 Manu Payet、 Clovis Cornillac
ラジオの朝番組の視聴率回復のために、フランス国内を周ることになったDJ達のお話。
この手のフランス映画にありがちなタイプ。当たり障りないというか、テレビ映画的というか。悪くなかったけれど。あくまで普通。

61. Le fils de l'autre
フランス。フランス語。監督 Lorraine Levy 出演 Emmanuelle Devos、 Pascal Elbé
イスラエル人一家とパレスチナ人一家。それぞれの息子が病院のミスで取り違えられていたことを知る。重いテーマ、実際にもないわけじゃなさそうで、ちょと辛いものが。解決策が見つからないパレスチナとイスラエル問題だし。ユダヤ人として18年育ってきて、それまで何でも相談して信頼していたラバイに「君にはユダヤ人の血が入っていないからユダヤ人じゃない」と突然言われてしまったら?衝撃だよなぁ・・・。
でも民族間ではなくて、個人のレベルだったらこうなるのが普通かもしれない、と思う人間的な展開と希望のある終わり方。良かった作品。2人の息子達Jules Sitruk とMehdi Dehbi はフランスの雑誌でも今後、要注目の俳優として特集されていたりしました。

62. Un été brûlant (灼熱の肌)
フランス。フランス語。監督 Philippe Garrel 出演 Monica Bellucci、 Louis Garrel
イタリア人女優Angèleと画家のFrédéric夫婦。2人の愛の行方。
大好きなルイ・ガレル君の出演作品。監督はお父さんだし。最後におじいさんのMaurice Garrel も出てくる。(この後亡くなった)
感情が激しくて・・・なんというか、肉食人種なイメージ。この日、偏頭痛がいつもにもましてひどくて、薬も飲んでいたので、あまり集中できなかった・・・。モニカ・ベルッチのフランス語が良く聞き取れなかったし。彼女の英語も良く聞き取れない私。彼女の熟したという言葉ぴったりな女っぷりにはセクシー度不足な私は刺激を受けてしまったけれど。ルイ・ガレル君は相変わらず素敵。もう一度ちゃんと見たい。

63. Uncle Bachi
スイス。フランス語。
ジュネーブ在住(だった)ユダヤ人老人に若者達がインタビューするドキュメンタリー。ご老人のユダヤ人収容所時代などの話を聞き、出身地のプラハを尋ねる。ニヨン映画祭の出品作品。
良く出来ていたと思う。10代後半の若者達の好奇心と一生懸命なところも良かったし。1年近くを通してドキュメンタリーを撮っていたらしい。でもこのご老人、インタビュー前はとても元気だったのに、どんどん元気がなくなって痩せていって、最後、映画が完成する前になくなってしまったのだ・・・。
色々思い出したくないことを思い出したから、ウツっぽくなってもいったみたい・・・。ちょっと複雑な気持ちになってしまった。

64. My Week with marilyn (マリリン7日間の恋人)
アメリカ/イギリス。英語。監督 Simon Curtis  出演 Michelle Williams、Eddie Redmayne
1956年。映画撮影のためにイギリスに滞在していたマリリン・モンローと駆け出し助監督の淡いロマンス。
マリリン・モンローを映画化とは、思い切ったことするな、勇気があるなと、見たかった作品。ミッシェル・ウィリアムスはがんばっていたけれど・・・。やっぱり本物のマリリンの魅力は誰にも真似できない!と再確認。マリリン・モンロー大好きです。
映画としては普通。ショットのほとんどはマリリンの写真集から取られていたし。オリジナリティは感じられなくて。ストーリーも結構退屈だし。やっぱりマリリン・モンローは後にも先にも唯一無二。

65. Death for Sale
フランス/ベルギー/モロッコ。監督 par Faouzi Bensaïdi 出演 Fehd Benchemsi、 Faouzi Bensaïdi
ハードボイルドもの??まとまりがなくて、キャラクターの行動にも一貫性がない。面白くなかった作品。

66. Le Prénom
フランス。フランス語。監督 Alexandre de La Patellière、 Matthieu Delaporte 出演 
Patrick Bruel、Valérie Benguigui、 Charles Berling
コメディ。夫婦、姉弟、幼馴染などが集まってのディナー。そこでの出来事・・・。
ロマン・ポランスキーの「Carnage (おとなのけんか★ )」を思わせる室内劇。会話も面白くて。心を許しあっているからこそ感情的になってしまうのかな。ちょっとバタバタしすぎなところもあるけれど、とても面白かった。こういう映画はとても好み。

67. Les Adieux à la reine
フランス/スペイン。フランス語。監督 Benoît Jacquot  出演 Léa Seydoux、 Diane Kruger、, Virginie Ledoyen
フランス革命前夜。マリー・アントワーネットと彼女をとりまく人々の様子。
主役はレア・セイドゥだし。アントワネットはダイアン・クーガー。ポリニャック夫人がヴィルジニー・ルドワイヤン。ときめく配役!(笑)コスチューム映画、それもマリー・アントワーネット時代のはとても好きなのです。これはちょっと違った視点から描かれていて、なかなか面白かった。


やっと終わったー!!
4月に映画館で見た映画は16本でした。



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by sahobo | 2012-06-06 20:34 | Movie